亜熱帯地方に咲くトロピカルなお花、ハイビスカス。
みなさんはハイビスカスの花をどこで見かけますか?
ハワイや沖縄旅行に行った際に咲いているのを見かけたり、髪飾りとしてお店で売っていたり。
はたまた食事をしたレストランで料理の飾り、もしくは実際に料理としてでてきたなどで見かけたりしたのではないでしょうか?
またはお知り合いから植木などをいただいて育ててみようかなと思っている方などきっかけは人それぞれだと思います。
そして、そのような方々からよくこんな疑問を抱いているのを耳にします。
- ハイビスカスって食べられるの?
- ハイビスカスの全部の種類が食べられるの?
- どんな食べ方があるの?
ということなのです。
鮮やかで見ていても楽しい気分になれるハイビスカスなのに、もし食べて楽しむこともできるのだとしたら万能なお花すぎませんか?笑
私自身もとっても気になっています。
そこで今回はハイビスカスは食べられるのか?と疑問に思っているあなたのためにまとめました。
どのハイビスカスが食用でどんな調理方法があるのかもくわしく解説しているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
ハイビスカスは食べれる?
先ずはシンプルに疑問に答えていきましょう。
食べれる種類もあります
アオイ科の「ブッソウゲ」という赤いハイビスカスです
お茶やジュース、お菓子、天ぷらなどにして食べられます
ハイビスカスは食べられるし、調理方法もバラエティーに富んでいて万能なお花なのだということがわかりました。
それではひとつづつ、さらに詳しく説明していくとしましょう。
250種類もあるハイビスカスの中で食べれるのは一部
食べられる種類もあるというこのハイビスカス。
じつはハイビスカスって原種だけでも250もの種類があるってご存知でしたか?
色も赤、白、黄色、そしてピンクなど、豊富で形状も見た目も異なり、本当に沢山のハイビスカスがあります。
でも、「そんなに沢山の種類があるんじゃ、どれが食べられるのかわからないじゃない!」
って思いますよね?
はい、わかります、おっしゃる通りです。
でも安心してください。
⇒食べられるハイビスカスは「ブッソウゲ」という種類のみ
これ以外のハイビスカスは食べられませんのでご注意ください。
このように食べられるハイビスカスの種類や見分け方は非常に簡単なうえ、食べて嬉しいあれやこれやと得することがいっぱいなんです。
次の段落で食べられるハイビスカスの種類を紹介していきますね。
食べれるハイビスカスはブッソウゲ!
「ブッソウゲ」という名前のハイビスカスはアオイ科の赤いお花です。
アロハシャツの模様で使われている赤いハイビスカス模様はブッソウゲがモデルなんじゃないのかなと勝手に思っているのは私だけでしょうか?笑
ブッソウゲすべてが食べられるわけではなく、食用や観賞用で区別されていますのできちんと見分けてから召し上がってくださいね。
食べられるブッソウゲを見分けるポイントはたったの三か所!
- お花の中心にある花弁が細くて長いこと
- 花びらがギザギザしていること
- 少し色鮮やかさに欠けていること
以上の3つなのです、簡単でしょ?
食べられるハイビスカス(ブッソウゲ)は花の真ん中にある突き出た花弁が長細くて、花びらはギザギザでギャザーがあります。
要注意!食べられないハイビスカスもある
食べられるハイビスカスは「ブッソウゲ」だよ、ということをお話しましたが、ブッソウゲ自体にもいくつか種類があり、食用と観賞用に分けられているのも事実です。
食べられないハイビスカスを見分けるには「花の形」をよ~く観察すればわかります。
食べられない種類は、花弁が短くて、花びらが丸っこい形をしています。
また、観賞用に作られているため色が鮮やかなのも特徴的。
食べられないブッソウゲは花弁が太くて短く、花びらも丸みをおびており、見た目が美しいので観賞用として楽しんでください。
ハイビスカスにそっくりな食べられる花
ちなみに、じつはもう一種類、ハイビスカスに超そっくりな食べられるお花があるんですよ。
その名は「ローゼル」。
この花もアオイ科でフヨウの仲間なのですが、薄ピンク色で見た目がハイビスカスに非常に酷似していて、食べられるお花として有名なのです。
ですので、食用としてお求めの際は、「ブッソウゲ」と、めちゃくちゃハイビスカスにこだわっていなければ「ローゼル」という名前も憶えておくといいでしょう。
バラエティーに富んだハイビスカスの食べ方いろいろ
食べられるハイビスカスのブッソウゲは真っ赤で色鮮やかなことから、お茶やジュースとして使われることが多いです。
じつはローズヒップティーにはハイビスカスの花弁が使われていることがよくあり、栄養面でも花弁の部分はビタミンが豊富。
体の代謝をアップさせる働きもあることからダイエット効果が期待できるということで、美容面で大活躍すること間違いなし!
お茶にした場合、アイスでもホットでも美味しく頂けるので、お洒落なティータイムを楽しむこともできますね。
あとはシロップ漬けにしてケーキの飾りの役目も果たしつつ、美味しくいただけます。
花びらの部分も天ぷらにして食べることができ、実際に沖縄のご飯屋さんでもハイビスカスの花の天ぷらをメニューとしてだしているところがあります。
ハイビスカスのお友だちのローゼルに関しても、花が散ったあとの真ん中の部分をお酒に漬けこんで「ローゼル酒」として楽しんだり、シロップにつけておやつとして食べることができます。
ただ、食用だからといって加工されていないものをそのまま食べてもいいというわけではないので、どうすれば安全に食べられるのかをきちんと調べたうえで調理する必要があることを忘れないでくださいね。
まとめと感想
以上が私の「ハイビスカスは食べられるのか?」問題の調査報告です!
簡単に振り返りましょう。
- ハイビスカスは種類によっては食べれるものもあり、それ以外は観賞用
- 食べられるハイビスカスの名前は「ブッソウゲ」という赤い花
- 食用か観賞用かを見分ける必要がある
- 調理法としては、お茶、ジュース、お菓子そして天ぷらなどが主流
- 加工されていないものはそのまま食べちゃダメ
ということでした。
少し関係のない話にはなるのですが、約2年前、私が1人旅で沖縄に行き、バスツアーに参加した際に点呼作業不十分でツアー中に置いてけぼりされてしまったことがありました。
当時のバスガイドさんが猛烈に反省と謝罪を私に繰り返し(私にとっては土産話として超美味しいネタだったからちっとも怒ってなかったんだけどね)沖縄名物土産の詰め合わせのようなものをプレゼントしてくれたんです。
地元に帰ってからお土産の中身を確認したらその中に「ハイビスカスティー」なるものが入っていて、とても珍しくてテンションがあがりました。
実際に暖かいお茶にして飲んでみたのですが、とても色鮮やかな赤いお茶で、見るぶんには楽しかったです。
味は…人工甘味料のステビアが入っていたのもあり、口に甘ったるさの残る、正直好みの味ではありませんでした。笑
味の好みは人それぞれですが、なんといっても女性に嬉しい美容効果があるというのはとっても魅力的ですよね。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。どうもありがとうございました。