南国情緒溢れる色あざやかな花、ハイビスカス。
今日では植木や苗木などがどこに行っても買い求められる時代になり、好んで育てている方も多いと思います。
そんな植物愛好家さんの多くが、大事に育てているハイビスカスについて悩んでいることがあるっていうんです。
ハイビスカスと同じぐらい愛してやまない我が家の猫ちゃんがハイビスカスの葉っぱをものの見事に貪りついてしまって困っているとのこと。
「食べられてしまうのは百歩譲って良いとして、有毒なのか、健康被害がないのかが何よりも心配だ。」
という声を多数耳にしました。
せっかく上手に育てたハイビスカス、素敵なインテリアとしても活躍してくれているのに食べられちゃうのはショックだし、猫ちゃんも食べてしまったことで具合を悪くされたんじゃ元も子もないですよね。
猫が好き、強いていうならスコティッシュフォールド大好き人間の私は、どうしても放っておけず、悩み解消に協力したく、全力で調べてまいりました。
ということで、この記事では猫&植物愛好家さんのために、
- ハイビスカスの葉っぱは猫にとって毒なのか?
- 家のどこに飾れば食べられることもなく、猫も飼い主さんもウィンウィン?
こんな疑問にお答えします。
またハイビスカスに限らず、安全な植物やNGな植物の紹介など、多岐にわたり、悩んでいる方たちの不安要素を少しでも軽減できるような情報をシェアしていきます。
是非、参考にしてくださいね。
ハイビスカスの葉っぱは猫にとって毒?
それでは早速疑問に対する答えをサクサク答えていきますね。
A. 毒性はありません。
Q2 ハイビスカス以外にも危ない植物ってありますか?
A. あります。
Q3 食べられてしまわないよう、家のどこに飾ればいい?
A. 家庭によるが、ベランダや猫が入れない部屋など。
猫ちゃんにとって美味しいのかどうかはわかりませんが(悩んでいるお声が多数だったので、きっと美味しいのでしょう)、ハイビスカスは食べても毒ではないことがわかりました。
一つづつ、詳しく見ていきましょう。
猫にハイビスカスの葉っぱは毒ではないけど、食べすぎは注意
ハイビスカスの葉っぱを猫ちゃんが食べてしまったとしても、毒はありません。
ただ、食べすぎには注意すべきだという事実もあげられています。
猫草は別として、そもそもハイビスカスにしても他の植物にしてもお部屋やお庭などに飾るのは、あくまで観賞用であって、猫ちゃんに食べてもらうためじゃないですものね。
食用のハイビスカスももちろんありますが、食用であっても食べられるのはあくまで花びらや花弁の部分であり、人間であっても葉っぱの部分は食べません。
むしろ、ハイビスカスの葉っぱには保湿成分が豊富に含まれていることから化粧品として用いられることが多く、肌には良いとされているだけなのです。
そして食べすぎてしまうと下痢や嘔吐の原因にもなりかねないというネガティブ要素も残念ながらあるのですね。
ですので、猫ちゃんがちょっとうっかり食べてしまったぶんには問題はないにしても、食べすぎはまずいということです。
人間もそうですよね、美味しいからつい食べすぎてしまうと気持ちが悪くなってしまうもの。
美味しいものは適度にです。笑
気を付けて!猫に危険な植物
ハイビスカスの葉っぱは食べすぎないかぎり、猫ちゃんに害はないということでした。
どんなに食べられないように気を付けていても、人間である私たちが猫の俊敏な動きに対抗できるわけがありません。
ですので、私たちにできることといえば、猫ちゃんが万が一食べてしまっても危険がないように安全な植物をチョイスすることなのです。
ここでは、猫ちゃんにとっての安全な植物と、絶対に避けたいNG植物を各5種類づつ紹介していきます。
まずは食べても安全な植物5選はこちら。
- 「ガーベラ」
- 「胡蝶蘭」
- 「金蓮花」
- 「バラ」
- 「ホウセンカ」
そしてNG植物はこちらの5つ。
- 「ユリ」
- 「ツツジ」
- 「アジサイ」
- 「カスミソウ」
- 「菊」
安全な植物であったとしてもあくまで万が一、誤飲してしまっても大丈夫だというだけなので、食べているのを見かけたら叱ってあげてくださいね。
猫と飼い主に都合の良い植物の置き場所は?
ここまでで、猫ちゃんにとって食べても害はない植物はハイビスカスの他にも5種類あり、逆に危険なものもいくつか存在するということがお分かりいただけたと思います。
植物のチョイスを学んだあとは、それらを置く場所ですよねぇ…あの子たちは身軽でどこへでも行ってしまうから…。
「あーーっ!とっても可愛いのにとっても世話が焼けるんだから!!」
と躍起になっているそこのあなた、まぁまぁ落ち着いて。笑
すべてを食べられないように、または食べられて具合を悪くされてしまわないように死守することは難しいかもしれません。
ですが、愛猫ちゃんのいつもの生活習慣や特色などを考えた上で置き場所を工夫すれば、あなたも猫ちゃんも気持ちよく、植物のある素敵な空間で共存することができます。
ここではそのコツについてお話していきますね。
まずはご自身の大好きや植物や、食べられてしまうと命に関わるかもしれないような植物はベランダや猫ちゃんが絶対に入れない部屋に飾ってみてください。
すべての飼い主さんが共通して心がけていることで多いのは
⇒脱走や転落の可能性が一番高いベランダにはなるべく近づかせない
ということではないでしょうか?
もちろんベランダに脱走や転落防止対策として網やケージを駆使されている方も多いとは思いますが、ベランダに一切近づかせないように決めているお宅であれば、ベランダに飾るといいでしょう。
あとは、猫ちゃんが絶対に入れないお部屋。
私は自分の寝る寝室に猫ちゃんやワンちゃん、その他の動物を入れるのが大嫌いです。
私だったら自分のお部屋には猫ちゃんにとって有害であったとしても、一番大好きなお花を飾りますね。
自分が部屋から出るときは鍵を閉めるなどして常に気を付ける必要はありますが。
ベランダや自室だけじゃ殺風景になってしまうので、リビングや玄関にも飾りたいですよね?
そういう場合にはハイビスカスや、先ほど紹介した食べてしまっても害はないであろう植物たちをテーブルに飾るなどして、がじがじされてしまうのは多少目をつむっていただくことを条件に、猫ちゃんと仲良くやってください。笑
そして猫ちゃんがよく出入りする場所、入りびたる場所が決まっているようであれば、猫草(えん麦)を置いておくこともお勧めします。
猫草は漢字を見てもわかる通り、猫ちゃんが食すための草であり、ホームセンターやペットショップで手に入れることができますからご参考までに。
もし犬もいるならハイビスカスは超危険!
猫ちゃんにとってハイビスカスは食べても無害。
そして食べられないようにベランダや絶対に入れることのない部屋に飾るといいなどいろいろな対策、工夫があることがわかりましたね。
ただ、すべての動物にとってハイビスカスが無害かっていったらそうではないのですね。
猫ちゃんだけでなく、犬も一緒に住んでいるお宅は要注意!
ワンちゃんも皮膚やお腹がとってもデリケートで「玉ねぎを与えたら絶対にダメだ。」というのは周知の事実ですよね。
じつはワンちゃんにとって、ハイビスカスはとっても危険な植物で、ちょっとでも飲み込んでしまうと
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
に陥ってしまいます。
愛する家族が苦しむ姿は絶対に見たくないし、苦しませたくないですよね。
やはりそういう危険要素を考えると、ハイビスカスの置き場所は絶対に入れることのないお部屋が超有力かもしれませんね。
まとめと感想
以上、猫ちゃんにとってハイビスカスの葉っぱは有毒なのかそうじゃないのかについてお話してまいりました。
簡単に振り返ってみましょう。
- ハイビスカスの葉っぱは猫ちゃんにとって毒性はない
- しかし食べすぎると下痢や嘔吐の原因になる
- だから食べるのは極力避けさせたほうがいい
- 猫にはハイビスカスは無害だけど、有害で危険な植物は存在するのできちんと調べてお部屋に飾ろう
- 犬にとってハイビスカスは有毒
- 植物の種類によって置き場所を工夫しよう(ベランダや自室がおススメ)
じつは私、実家がマンションだったり、両親があまりペットに興味がないことから今まで一度も猫ちゃんやワンちゃんなどのペットを飼ったり、触れ合ったことがなく、それが当たり前な生活スタイルでした。
もちろん動物が苦手かと言われたら決してそうではなくテレビで放送されている動物特集などを見て悶絶するだけで大満足している身なんですけれども。笑
この記事を書いて感じたことは、人間、ペット、そして植物、この3要素が共存していくことは決して簡単なことではないのだということです。
日々の生活を快適に、より素敵な空間作りに綺麗なお花を飾るのはいいことだけれども、自分以外にもペットとして飼っている動物にとって安全なのかも考慮して選び、置き場所も考えなければならない。
好きなものだけを集めて保つことは自己責任だし、覚悟も必要なのではないかなと思っています。
そういう素敵な環境づくりに努めてらっしゃる人が沢山いることがわかり、勝手に尊敬しています。
この記事が少しでもお役にたてたらいいなと願っています。
ありがとうございました。