朝咲いて、夜には散ってしまう1日花で有名なハイビスカス。
とってもデリケートなことから自宅で育てている方々の中でも悪戦苦闘しているという、ある悩みをよく聞きます。
その悩みはというと…
「大事に育てているのにハイビスカスの花が咲く前に蕾だけが大きなってしまい、落っこちてしまう。」
ということなのですね。
ビビットなビタミンカラーで私たちの心の栄養剤にもなってくれている鮮やかなハイビスカス、せっかく苗木を手に入れたんだから頑張ってひと花咲かせたいですよね?
「何がいけないんだろう?」
「どこを重点的に気を付ければ、蕾が落ちることなく生長を見届けられるのだろうか?」
今回は、ハイビスカスを育てるにあたり、ダメにしてしまいやすい原因を探るともに、上手に育てる注意点やコツを紹介していきます。
その他にも、ハイビスカスは南国の花ですから、寒い地域では育てにくいのではないかと諦めかけている方々でもきちんと育てていけるポイントもプラスアルファで紹介していきます。
子育てのように、何かを育てるのはとても根気強い精神が必要になってくるものですけれども、試行錯誤はとても大事なことですから、あまり構えすぎることなく、読んでいただければ幸いです。
ハイビスカスの蕾が落ちるのはなぜ?
それでは悩み解消にむけてQ & A方式で答えていきますね。
「根詰まり」している場合がほとんどです
乾燥と加湿を交互にバランスよく繰り返していくことです
どうやら、良い生長に繋げるためには、ハイビスカスの根の部分の環境をよりよく保つことがキーになりそうですね。
それでは、1つずつ、詳しく見ていきましょう。
ハイビスカスの蕾が落ちる原因は根詰まり!
じつはハイビスカスを育てるにあたり、一番陥りやすい原因として考えられるのが根詰まり。
「根詰まり」とは読んで字のごとく、植物の根っこの部分が植木鉢の中で育ちすぎて窮屈になり、満員電車のようなギュウギュウ詰めになってしまうことをいいます。
そういう状態になってしまうと、いくら水を与えたり、質の良い肥料をあげたとしても、肝心な根の部分にまったく栄養がいかなくなり、ハイビスカスの生長を妨げ、ダメにしてしまうんですね。
人間も長時間正座をしていると痺れを感じて窮屈だから足を伸ばしますよね?
それと同じで植物も手足である根っこを伸ばせる十分な余地がないことから、窮屈さを感じ、ストレスになっているのです。
そしてハイビスカスはどの植物のなかでも、根の生長がとてもはやい植物として有名。
園芸用品店で植木鉢で売られているものを購入した際には、なるべく早い段階で大きな鉢、もしくは十分なスペースが確保できる風通しの良い庭などに植え替えてあげることがとっても重要になってきます。
まずは根詰まり防止の素敵な環境づくりからはじめましょう。
ハイビスカスの花を咲かせるには乾燥と加湿がポイント
ハイビスカスのより良い生長を促すために、まずは十分なスペースを確保しましょう(根詰まり防止)ということをお伝えしました。
環境をしっかり整えたらもう安心、といったらそうではなく、そこからいかにキープしていくかが課題になっていくことでしょう。
次に注意していかなければならいことは、水やりで湿気を与え、風通しの良い場所に保管をし乾燥させること。
この2つの作業をバランスよく交互に行うことがキーになっていきます。
植物を上手に育てるには、なんといっても水やりと気温の関係で良し悪しが決まってくるといっても過言ではないでしょうか。
ハイビスカス本体の状態を見るときのポイントは
- 植木鉢の中に入っている土を触って乾燥しているか湿っているかを確認する
- 適度な水やりと適度な頻度で直射日光の当てすぎに注意し風通しの良い場所に置いて涼ませてあげる
この2つがとっても大切です。
何事も試行錯誤です。
人間の赤ちゃんを育てる気持ちで愛情をもって水やりと乾燥を行ってみましょう。
ハイビスカスを上手に育てるための季節別のコツ
ハイビスカスを上手に育てるための注意点をいくつか紹介してきました。
ここでは実際にどのタイミングでハイビスカスを育てるとうまくいくのかの理想プランをご紹介します。
コツをつかめば、寒いところに住んでいたって関係ありません。
南国気分を味わおうではありませんか!!
まず、ハイビスカスの苗木がよく出回るのが4月から5月。
だんだんと夏に向けて暖かくなってくる5月を目安にハイビスカスをお家に迎え入れましょう。
ハイビスカスの根っこの生長はとても速いので、購入して1ヶ月以内には根詰まり防止のためのお引越しをさせてあげましょう。
この1ヶ月の間のみ、質の良い肥料を与えてあげると喜びますよ。
このとき与える肥料は
- 窒素
- リン酸
- カリウム
この3つが同比率ものを選びます!
そして、ハイビスカスがいつも元気でいてくれるための最適な温度が10度から25度の環境なので、この数字は絶対に覚えておきましょう。
夏のような湿度の高い季節は風通しの良い場所を選び、乾燥させながらこまめに水やりをしてあげるのをお忘れなく!
逆に秋や冬にさしかかり、気温が下がったり、乾燥しやすくなってきた場合には室内にいれてあげて多めに水やりをし、上手に温度調節してあげることで元気を保ってくれるはずです。
苗木から育て始めて開花してくれるまでのスパンは約5か月。
咲いてしまったら夜にはしぼんでしまうので美しいひと時を楽しんで。
以上のことを踏まえて、根気強く育ててみましょう。
嘘のようで本当の話!?信じる信じないはあなた次第
植物も私たち人間と同じように生きています、水や肥料、太陽の光を浴びて。
愛情をもって育て、キレイに咲き誇ってもらうためにも、じつは話しかけてあげることも大事なんですよ。
知ってました?
「おはよう。今日もいい子に育ってるね。」「とってもキレイだよ。」
とか、なんでもいいからポジティブな言葉をかけてあげることで強く生長してくれるんです。
植物も生きていますから、愛情をうけて育てられていることをしっかり感じて日々生長してくれています。
逆にネガティブな言葉をかけてしまうとテンションが下がってしまい、しぼんでしまいますからご注意を!
本当ですよ、デリケードですから言葉や態度には気をつけて。笑
人に言われたくないことはお花たちにも言わないようにしてくださいね。
まとめと感想
以上がハイビスカスの蕾が落っこちてダメになってしまうその原因とその対策についてのご紹介でした。
軽く振り返ってみましょう。
とのことでした。
私もよく外を散歩して、可愛いお花が咲いていると一輪拝借して自分のお気に入りの花瓶に飾って、テーブルに置いておくんですね。
ところが仕事がうまくいっていない時期や悩みがあって悲しい時期に、辛い表情ばかりしていると、お花ちゃんが私の心情を察知したかのように、たちまちしぼんでいってしまったんです。
いつもだったら1週間以上は元気でいてくれるのに、手入れもきちんとしてきたのに…。
お花を愛する私の友人に聞いたところ、花は人間の気持ちがわかるからどんな気持ちもすぐに移ってしまうものなんだそう。
実際にダメにしてしまったからその友人の言葉はとても説得力がありました。
以降、私はどんなに辛いことがあってもきれいなお花をみて、ポジティブな言葉をかけ、それを自分自身にも言い聞かせて心の健康を保つためのきっかけにもなるように、自宅のテーブルに飾り続けています。
一輪だけでも、自分の生活空間にあるのって全然ちがいますよ。
心の栄養が足りていない方にも、この記事が目にとまりますように。