まだ夏本番になる前からフライングしているかのように近年では暑い日々が続きますよね。
もう既にエアコンを駆使して暑さをしのいでいる人も多くいらっしゃるかと思うのですが、あなたの家のエアコン、臭っていませんか?
そうです、巷からの声で「久々にエアコンをつけたら雑巾のような臭いが部屋中に広がり困ってしまった。」という声を聞きます。
臭いの元を取り除くためにはどうしたらいいのか?
自分でできる簡単な予防策はないのか?
不快な臭いとともに生活をしていかなくてはならないなんて体調不良にもなりかねないし、一刻も早く改善したいところですよね。
ということで、今回の記事では、エアコン運転時に発生する雑巾のような不快な臭いの原因を突き止めるとともに、その打開策と、ご自身でもできる簡単なアフターケアなど、多岐に渡って紹介していきます。
是非、参考にしていただければ幸いです、どうぞ。
エアコンの雑巾のような臭いの原因は?
まずは箇条書きで要点を簡単に述べていきます。
- エアコンが雑巾のような臭いを発するのは内部の「カビの繁殖」が一番の原因
- まずはプロにお願いをして内部のカビをすべて除去してもらう
- 2週間に1回などのこまめなフィルター掃除を心がける。
簡単にざっくりとあげていきました。
それでは一つずつ、詳しく説明していきます。
エアコンが雑巾臭い原因はカビ!
先の段落でも述べた通り、エアコン運転時に不快な雑巾臭を放つ、諸悪の根源というのが、ズバリ「カビ」です。
ではまず初めに、カビがどのようにして発生するのか、そして繁殖してしまうサイクルを理解して打開策を紹介していくことにします。
まずカビは湿気の多いジメジメしたところに発生する性質があります。
エアコンは運転時、機械の中では涼しい風を外に送り出すため熱を発して作動しつづける仕組み。
そこで熱がこもりすぎてしまい、汗のように滴り落ちる「結露」が発生。
その結露がカビを発生させているのです。
カビが発生すると、フィルターに付着しているホコリやハウスダストを栄養分にしてモリモリ食べてしまい、繁殖してしまうということなのですね。
- エアコンを使う
- 結露ができる
- カビ発生
- ホコリを食べてカビがエアコン内で繁殖する
- 雑巾臭を発して気づいたころにはアウト!
という最悪の流れ……。
「カビがある限り、雑巾臭は消えない」という私なりの考察ができました。
結露がカビを作る原因というのがわかりましたから、打開策として、なるべく結露をそのまま放置せずにすぐに対処すれば、カビの発生の頻度を抑えることができますね。
ですが、時すでに遅しでカビが大量発生してキツい雑巾臭を放っている場合には一度カビをすべて除去する必要があります。
そのままの状態で運転し続けるとカビを経由した汚い風を室内に送るということですから、体調に支障をきたすのは言うまでもありません。
それでは、次の段落でカビの除去についてお話していきますね。
プロによるカビの除去で臭いの元を断とう!
エアコン内に発生してしまったカビの除去についてですが、結論から言ってしまうと、自力では対処しきれませんのでプロにお任せしましょう。
キツい雑巾臭を発しているということは、私たち素人では手のとどかない奥深くにまで繁殖している可能性は十分あり得ます。
それに何の知識もなしにエアコンを分解して自力で掃除しようとしても故障する原因にもなるだろうし、最悪、買い換えなければならなくなります。
そこでプロの出番です。
専門知識が豊富なプロにお任せすればカビの除去もほんの1時間程度で終わりますし、その後のアフターケアの助言もしてくれることでしょう。
相場も約1万円前後ですみますから、下手にしぶってエアコンを故障させてしまうより遥かに経済的です。
エアコンを本格的に利用する前に1度点検がてら見てもらい、カビの除去もお願いすることで、安全にエアコンを使うことができます。
今後を考えてもむしろお手頃ですよね。
それにお掃除が終わった後には以下のとっても嬉しい3つのメリットが待ち受けています。
(1)エアコンの効きが以前よりもグッとあがり、省エネが期待できる。
(2)掃除をしたことでエアコン自体の寿命が延びることにもつながる。
(3)掃除をしたことでキレイな風になるので、体調もよくなり、体を崩しにくくなる。
ですので、体調を崩しやすい1人暮らしのデリケートな女性はもちろん、ちいさなお子さまがいらっしゃるご家庭の方々、1度プロに見てもらうことおススメします。
臭いのもとを完全除去して安全にエアコンを使いましょう。
こまめなフィルター掃除でカビの繁殖を抑えよう!
プロによる本格的なカビの除去が終わったら、彼らのアドバイスをもとに簡単なお掃除を心がけましょう。
市販で売っている洗剤でどれが一番有効的なのかなど、プロ目線の意見を聞く絶好のチャンスを逃さぬようにしましょう。
ホコリやハウスダストがカビの繁殖に直結するというのはもう既におわかりですよね。
ですので、エアコンの表面のホコリを一掃したり、フィルターについたホコリやハウスダストを定期的に除去するだけでカビの繁殖を大幅に抑えることができます。
頻繁に使うシーズンなら2週間に1回、それ以外であれば月に1回のお掃除が望ましいでしょう。
ホコリの除去が終わりましたら、掃除した箇所やパーツ(特にフィルターなど)は一度しっかり乾燥させてからもとの位置に戻してください。
生乾きのまま、もとに戻してしまうと、瞬く間にカビが発生してしまいます。
「掃除をしたら一旦完全に乾かす。」
それだけで全然違います。
このことをしっかり念頭に置いて、お掃除を心がけましょう。
日頃の気配りでも予防可能!ちょっとした豆知識
カビの除去やその後のアフターケアをお話したところで、こちらでは、日頃のちょっとしたコツでお手入れが楽チンになるコツをご紹介します。
それはズバリ、エアコンを消す前に「送風」モードに切り替えて1時間放置するだけ。
すると、どうでしょう?
通常モードで使っていた際にしたたり落ちていた結露がみるみるうちに乾いていくので、結露が落ちるたびに拭き取る行為も省けます。
そのあとに運転を停止すると、エアコンの本体自体も比較的乾燥された状態で休ませることができるので、湿気によるカビの発生をかなり抑えられるのですね。
送風モード、とても優秀な機能なので是非、活用してみてください。
そしてもうひとつ。
エアコンの雑巾臭で困っている方で、カビの除去をプロにお願いする前に一度試してもらいたいことがあります。
それは「窓を全開にしてエアコンを16度設定で1時間ほどつけっぱなし」にしてみること。
なんでも、低い温度設定で運転をすることで、エアコン内に付着していた悪臭の成分が結露と一緒に洗い流され、臭いが軽減されていく仕組みになっているのです。
そして窓を開けて換気を同時に行うことで、室外に排出されるということなのです。
「ちょっと臭いが気になるけれど、プロに頼むほどでもなさそうだ。」
というご意見をお持ちの方は、一度試してみるのもいいかもしれませんよ。
まとめと感想
いかがでしたか?
エアコン運転時の雑巾臭の原因とその対処法についてお伝えしてまいりました。
それではざっくり復習していきましょう。
- 雑巾臭の正体は結露によるカビ、そしてホコリやハウスダストがカビの繁殖を促す。
- プロによるカビの除去で一掃しない限り、臭いは消えない。
- エアコンをキレイに掃除することで電気代節約や、運転機能の向上、本体の寿命アップなどのメリットがいっぱい。
- 定期的にフィルター掃除をし、ホコリを除去すれば、カビの繁殖をかなり抑えられる。
- 送風機能を上手に使って常に乾燥している状態を保つのがカビを発生させないコツ。
やはり、湿気が1番の大敵なのだということがわかりますね。
そして私自身が驚いたのが「送風機能」。
たしかにコントローラーにも表示があったので言葉だけは知っていたのですが、どのような意味があるのかまでは正直気に留めていませんでした。
これから始まる夏本番に向けて、この知識は私自身にもためになる記事となりました。笑
エアコンの機能を上手に使って、日頃のお手入れも簡単できるようになることでしょう。
これを読んでくださった皆さんにもそう思っていただけたらとっても嬉しいです。